パルムのような心

フリーのシンガーソングライターで活動しています。好きなことをやってなりたい自分になることが夢です。

東日本大震災が起きた時と、その後②

 前回の続きです。

shiho-s78.hatenablog.com

 

ホテルが営業停止となり自宅待機ということで実家に戻りました。

 

学生時代が終わるまで過ごした町はとても無残で、道路や店、駅、家などがなくなっていて、辺り一面は瓦礫の山。その光景を見たとき、初めて言葉を失いました。瓦礫しかないので、立っている場所にもともと何があったか分からない状態。

思い出の場所がなくなってしまったことが、とてもショックでした。

 

 

程なくして、両親は仕事が再開となりました。

私はしばらく家の手伝いをしながら、"待機"の日々となりました。

 

仕事のストレスと、震災という大きな環境の変化によって心身ともに疲れ切っていた私は、この"待機"の時間を利用して、自分を取り戻そうとしていたような気がします。

 

音楽を聴いたり、テレビを見たり、インターネットをしたり、好きな時に、好きなことをしました。ピアノがまだ置いてあったので、好きな曲を弾いたり、この時初めて、自分で曲も作り始めました。

 

実家という場所によほど安心したのか、徐々にではありましたが、心も落ち着きを取り戻し始め、今後のことを考えるようになりました。

 

そして11月、会社から電話で、ホテルが復旧するまで全国にあるグループホテルで働くか、退職するかの2択を迫られ、私は退職しますと言いました。

 

もう一度ホテルで働く勇気は、ありませんでした。ただ怖かったです。

本来であれば、戻って働くつもりがないなら自宅待機になった後すぐに辞めるべきだったんですが、私はなかなか両親にも言い出せず、ずるずると11月まで引き伸ばしにしていました。このやり方は、正しくなかったと思います...。

 

結果としてそうなり、すぐに寮に全ての荷物を取りに行き会社の人に挨拶をし、完全に会社と決別した私は、一気に心が楽になりました。

 

そして完全にニートになった私は、次の就職先を探し始めました。

動く仕事は向かないと学んだので、PCを触るのが好きというのもあり事務の仕事を探し、自宅から通える介護施設の事務員として働くことが決まりました。

 

 

次回は新しい職場について書きます。