パルムのような心

フリーのシンガーソングライターで活動しています。好きなことをやってなりたい自分になることが夢です。

自己紹介*17歳、最後のピアノレッスン*

小学2年生から11年習ったピアノ。

就職先が実家から離れるため、高校3年生の3月で、辞めることになりました。

週1回のレッスン、11年も続けていれば当たり前のようなことになっていて、最初はなんとなくという気持ちでやっていましたが、中学に上がった頃から段々とピアノを弾くのが楽しいと思えるようになり、高校に上がってからは"もっと弾けるようになりたい"と練習に対して積極的になっていたと思います。

 

毎年冬が終わるころに市内のホールで発表会があり、いつもは先生が選曲するんですが、最後の年は「好きな作曲家とかいる?いたら良さそうな曲探すよ」と先生が仰って下さり、当時のだめの影響でクラシックを聴いていた私はラヴェルが好きだったので、ラヴェルの曲をやりたいと伝えました。

 

そして演奏したのが↓の曲。

ラヴェル/ソナチネ 第2楽章 メヌエット/pf.佐野隆哉


ラヴェル/ソナチネ 第3楽章 生き生きと/pf.佐野隆哉

 

ラヴェルソナチネ第2楽章と第3楽章。

いやあ、、難しかったです。譜読みも、表現も、難しかったです。

ラヴェルの曲はただでさえ難しいんですが、先生がその中でも弾きやすい曲を選んで下さいました。家でも学校でも練習をして、なんとか本番で弾ききることが出来ました。本当にピアノが上手い人は習い始めから毎日何時間も練習をしてきているので、私のように練習をろくにしなかった人間は同じ年数習っていてもレベルが違います。それを私も分かっていたので、とにかく自分の最大限の力を発揮できるようにしました。

 

発表会が終わると、レッスンもあと数回になりました。

最後レッスンの途中でも私は実感が湧かず、また来週も来るんじゃないかと思うくらい、いつものように時間が過ぎていきました。

 

ですがレッスンが終わったあと、一気に実感が湧いて、涙が溢れそうになりました。先生が今までのことなどを話してくれて、かなりやばかったですが、それでもなんとか涙を堪えました。ただそのあと玄関まで見送ってくれた時、先生も泣きそうになっているのを見てしまい、完全にさようならを言い別れた後、号泣してしまいました。声を出して泣きました。自分でも感情のコントロールが出来なくて、ただただ涙が溢れてしまいました。

 

それでやっと、自分にとってピアノのレッスンが生活の一部になっていたことを知りました。きっと先生だったから続けられたし、こんなに泣くくらい思い入れが強くなっていたんだと思います。11年もずっと教えてくれた先生、とても感謝しています。

 

なんとなくの気持ちで始めたピアノでしたが、結果的に今もピアノを弾き続けているので、習っていて良かったと思っています。音楽の始まりは間違いなくピアノだったので、簡単にはやめられません。下手ですが、これからも続けていこうと思います。