パルムのような心

フリーのシンガーソングライターで活動しています。好きなことをやってなりたい自分になることが夢です。

自己紹介*12歳、『NANA』という人生の教科書に出会う*①

今回は学校ではなくプライベートの話です。

中学1年生の時、本屋さんに行って"何か面白そうなマンガ無いかな~"とぶらぶらしていると、当時出ていた1~8巻までズラーっと少女漫画にしてはやけに大人っぽい表紙のマンガが置いてありました。

 

筆者は矢沢あい。タイトルは『NANA』。

NANA (1)

NANA (1)

 

 どんなマンガなんだろう。面白いのかなあ。でも表紙が見えるように置いてるってことは結構売れてて人気なんだろうなあ。と思ったので試しに1巻だけ買う事にしました。

 

家に帰って読む、、

 

「何このマンガ、、めちゃくちゃおもしろい!!!」

 

続きが気になりすぎて、わずかなお小遣いで少しずつ買いました。

 

映画化もされたくらい人気作品なのでご存知の方も多いとは思いますが、一応Wikipediaの大まかなあらすじを載せておきます。

 

 

東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地は異なるが同い年の2人のNANAは新幹線の中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属するBLACK STONESとナナの恋人の本城蓮が所属するTRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。

 

という感じです。

ここから恋愛やバンドの方向性や人間関係等が複雑に絡み合って進んでいくのですが、、かなり深いところまで登場人物の心を描いています。他のマンガ家さんの少女漫画も何作品か読んでましたが、全然違います。

 

"普通の女の子"小松奈々は、最初は恋愛がないと生きていけない!くらいの恋愛体質女子なんですが、妊娠が分かってからは母親として強くなって行く様が細かく描かれています。顔つきの変化もポイントです。

"夢に恋する"大崎ナナは、一見するとしっかりしてて勝気なように見えますが、恋人レンとの関係や夢であるボーカリストとしての活動によって徐々に心が不安定になっていきます。

 

ありがちな少女漫画であれば、数人の男女がいてそこで恋愛が完結することが多いと思いますが、『NANA』の場合は単なる恋愛物語ではなく、恋愛は登場人物の人生の中での"一つの出来事"として描かれているように思います。女同士の友情、音楽をビジネスにする難しさ、葛藤、過去のトラウマ、生い立ち、薬物、というような事を登場人物がそれぞれ誰かを助けたり、励ましたり、支えあったり、時にはぶつかりあったりしています。

表面上は恋愛がメインなんですが、もっと大きな、人生そのものを描いているマンガだと思っています。なので一つ一つのセリフにリアリティがあって、まるで同じ世界にいるのではないかと錯覚してしまうような感じになります。

更に凄いのは、主人公二人だけではなく、登場人物全員の個性がまあ強い。ちゃんとキャラ立ちしています。なのに、上手く絡み合ってるんです。凄いです。

これは矢沢先生の作品全てに言える事だと思います。(全作品持ってます)

 

次回に続きます。